新刊発売情報! 9月刊発売中!
9月17日(金)新刊6冊が発売になりました!
各書籍のページで試し読みもご覧いただけます。ぜひご覧ください。
小田 菜摘『平安あや解き草紙 ~この惑い、散る桜花のごとく~』
藤壺女御の男児出産をきっかけに、帝の寵愛を競う女たちの争いが激しくなった。同時に本来の皇統である嵩那の東宮擁立を求める朝臣の声も高まり、伊子は頭を抱える日々が続く。ところが渦中の嵩那は、誰にも告げないまま伊子の宿敵・入道の女宮がいる吉野に出奔したことが発覚。本人不在のまま東宮に内定した。これは伊子と嵩那の結婚を白紙に戻す決定でもあった…。
久賀 理世『王女の遺言 3 ガーランド王国秘話』
「王女アレクシア」をのせた旗艦が沈められ、約二ヶ月。 いまやアレクシアは迂闊に宮廷に戻ることもできず、一方のディアナは、戸惑いながらも王女を演じる日々。 だがこの身代わり劇が、初めから仕組まれていたものだったとしたら? 二人の生き写しの姿が、単なる偶然ではなかったとしたら? 思いもよらぬ残酷な真実が、そこにあるとしたら--? すべての役者が揃う第三巻。
髙森 美由紀『柊先生の小さなキッチン ~雨のち晴れの林檎コンポート~』
「マリーさん」からの着信。それは懐かしい一葉の大叔母からの、突然の電話だった。いつもの南部で、個性的な万福荘の住人たちとうち解けるマリーさんの姿に一葉が安堵したのも束の間、予期せぬ報せが入って……? 季節は流れ、柊先生のやさしいメニューが離れた家族をそっと繋ぐ……あの日の「美味しい」を、もう一度。盛岡が舞台の、満腹万福ストーリー! おかわり。
仲村 つばき『クローディア、お前は廃墟を彷徨う暗闇の王妃』
王族による共同統治の国イルバス。長兄王アルバートは権勢を強めるべく、自らの世継ぎを産む妃探しに乗り出す。光を厭う金色の片眼を持つシスター・クローディアは、山奥で隠者のように暮らしていたが、ある雨の夜アルバートと予期せぬ邂逅を果たし…。更には謎の組織「赤の王冠」の暗躍により、周辺国をも巻き込む大いなる陰謀が動き出そうとしていて――!?
竹岡 葉月『つばめ館ポットラック ~謎か料理をご持参ください~』
柔道家の夢破れ、普通の女の子になるべく女子大に進学した沙央。入居した学生アパート・つばめ館では、手料理持ち寄りのポットラックパーティーが開催されていた。女子力皆無の沙央はまともなものを作れず、料理上手の男子学生・宗哉に嫌味を言われる日々。ある日大学で幽霊の目撃談を聞いた沙央は、次のパーティーに『謎枠』で参加することにしたのだが……!?
高山 ちあき『藤丸物産のごはん話 恋する天丼』
藤丸物産の社員食堂で働く杏子は、二か月前に会った社員を探している。エレベーター前でぶつかった時に優しくしてくれたのだ。ただ、コンタクトが外れたせいで顔はわからず、手がかりは、目に飛び込んだ社員証で唯一認識できた「藤」の文字のみ。だが、社食の利用者は多いのに彼はなかなか見つからない。おまけに、ひとつ年下の調理師・渚にこき使われる毎日で…?