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黒い跫音

推しと私の怪異調査 番外篇

四月下旬、金曜日の夜。バイトから帰宅した里瑠は、推しのボーイズグループ〈アソート〉のライブ配信が始まるのを待ち構えていた。里瑠の推しは、〈アソート〉の紫担当、ワイルドな俺様男子のアキさまだ。スマホの画面の向こうに並ぶ美形男子たちの顔を見て幸せに浸る里瑠だったが、ライブ配信の画面にある「異変」が起こっていることに気づいて――!?
集英社オレンジ文庫8月刊『推しと私の怪異調査』発売を記念して、鳥谷綾斗が書き下ろした文庫本編の前日譚をお届けします!

著者プロフィール

鳥谷 綾斗(とや あやと)

大阪府出身。第3回ジャンプホラー小説大賞銀賞を受賞し、『散りゆく花の名を呼んで、』でデビュー。その後、チャットノベル『殺人権利、お売りします。』を連載。児童書『5分後にゾッとするラスト』(河出書房新社)、実話怪談『呪術怪談』(竹書房)などにも参加し、幅広くホラーを激愛する。23年越しの推しがいる。

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鳥谷 綾斗