Web限定
僕の目を見て
優等生だけれど古典だけが苦手な高校生のミル子。高校では、剣道部で部活をしている。当初は入部する気なんてなかったけれど、剣道の思わぬ楽しさに触れ、そして、もうひとりの部員・可児先輩の穏やかな性格と、いつも上機嫌な微笑みに心惹かれて。ところがある日のこと、可児先輩はアキレス腱を怪我して学校に来なくなってしまった。そして半年後。進級したミル子のクラスには、留年して同学年になった「可児くん」がいた。ところが、彼はミル子が大っ嫌いな古語、つまり「古典のことば」でしか話さなくなっていたのだ。戸惑うミル子は?
この作品をシェアする