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書籍

「離れていても、ずっと想っていた」

百番様の花嫁御寮 4

神在片恋祈譚

  • 630円+税
  • 2025年9月18日発売

月が隠れて、星の瞬きも遠い夜のことだった。

手紙を通して出会い、今は夫婦として確かな絆を持つ、紗恵と百生家当主の成実。京で《反魂の種》という悪しきものが顕れてしまい、紗恵は百生邸に、成実は京にいた。紗恵は成実の力になろうと動くが、なぜか先代・香純に「なにもするな」と釘をさされ…? 一方、成実は悪しきものを祓う最中で、絶体絶命の状況に! 離れていても想い合い、再会を願う二人は――

シリーズ既刊情報

百番様の花嫁御寮シリーズ

梅の花咲き誇る頃。とある少女が百番目の神を有する「百生」一族の当主のもとに嫁ぐ。彼女の名前は紗恵。生家で虐げられ、表情を失くし、まるでお人形のようだった。唯一、彼女を気にかけてくれた異母兄は亡くなったばかりで……。嫁ぎ先の当主・成実はそんな兄の親友だった。しかし、兄のことを「俺が殺した」と言い――!?

著者プロフィール

東堂 燦(とうどう さん)

1月21日生まれ。新潟県出身。2013年度ノベル大賞で『薔薇に雨』が佳作受賞、コバルト文庫にてデビュー。機織の少女を主人公にした『十番様の縁結び』シリーズが人気。『百番様の花嫁御寮』は同じ世界を舞台にした和風シンデレラ・ストーリー。

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東堂 燦