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書籍

「お前が妻でいてくれて、良かった」

百番様の花嫁御寮 3

神在片恋祈譚

  • 650円+税
  • 2025年4月17日発売

夜明けを告げる光が、残酷なまでに美しく、頭上から降りそそいでいた。

夫婦として共に歩むことを改めて誓った、紗恵と百生家当主の成実。二人は成実の異母姉・和葉の出産祝いのため京に行く。赤子の名づけをし、楽しい時を過ごしていたが…。ある出来事を機に「館には≪悪しきもの≫により起き上がった死者がいる」と知ってしまう。何が起きたのか、二人は真相を探ろうとして――⁉ 結婚前、二人が交わしていた手紙の秘話も収録!

シリーズ既刊情報

百番様の花嫁御寮シリーズ

梅の花咲き誇る頃。とある少女が百番目の神を有する「百生」一族の当主のもとに嫁ぐ。彼女の名前は紗恵。生家で虐げられ、表情を失くし、まるでお人形のようだった。唯一、彼女を気にかけてくれた異母兄は亡くなったばかりで……。嫁ぎ先の当主・成実はそんな兄の親友だった。しかし、兄のことを「俺が殺した」と言い――!?

著者プロフィール

東堂 燦(とうどう さん)

1月21日生まれ。新潟県出身。2013年度ノベル大賞で『薔薇に雨』が佳作受賞、コバルト文庫にてデビュー。機織の少女を主人公にした『十番様の縁結び』シリーズが人気。『百番様の花嫁御寮』は同じ世界を舞台にした和風シンデレラ・ストーリー。

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東堂 燦