書籍
本当に恐ろしいのは鬼か人か―――
カスミとオボロ
大正百鬼夜行物語
- 530円+税
- 2016年6月23日発売
蟻が蝶の死骸を運んでゆく。
時は大正。坂之上伯爵家の令嬢・香澄は、退屈な日常にうんざりしていた。そこへ現れたのは、代々祀ってきた悪路王。香澄は彼に朧という名を与えることで、主従関係を結んでしまった。少年の姿をした朧は、世の中にはびこる鬼を喰らって力を得るという。腹をすかせた朧のために、香澄は街へ出かけてみたのだが…? 煌びやかな華族世界を舞台に描く、あやかし事件簿!
シリーズ既刊情報
カスミとオボロシリーズ
辛辣令嬢と甘党鬼神の大正あやかし奇譚! 恐ろしいのは鬼か人かーーー。 大正の世。“鬼の家”の異名をとる伯爵家の令嬢香澄は、蘇った先祖代々の守り神・悪路王に、朧(おぼろ)と名をつけて使役することに。世に跋扈する鬼を二人が斬るーー! (著者:丸木文華)
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