拡大

書籍

アンティーク・ミステリー、ついにクライマックス!

下鴨アンティーク

白鳥と紫式部

  • 570円+税
  • 2017年12月14日発売

床の間に、桃の花弁がすこしばかり落ちている。

蔵に眠る“いわくつき”の着物の管理を祖母から引き継いだ鹿乃。その着物も、とうとう最後の一枚に--。「桜の園」と名付けられた着物は、書き置きを残して失踪した野々宮家の女性のものらしい。彼女の足跡を追ううち、祖母が「叔母さんは、山で神隠しに遭うたんや」と言っていたと知る。神隠しの真相と、鹿乃と慧、そして良鷹、それぞれが未来に受け継ぐものとは――。

シリーズ既刊情報

下鴨アンティーク1

下鴨アンティークシリーズ

着物に込められた“想い”に寄り添う、アンティーク・ミステリー。 高校生の鹿乃は、旧華族である野々宮家の娘。両親を早くに亡くし、兄の良鷹と下宿人の慧と三人で、古びた洋館に住んでいる。鹿乃は、亡き祖母から蔵にある「いわくつき」の着物の管理を引き継いだが……? (著者:白川紺子)

著者プロフィール

白川 紺子(しらかわ こうこ)

三重県出身。同志社大学文学部卒。雑誌Cobalt短編小説新人賞に入選の後、2012年度ロマン大賞受賞。『下鴨アンティーク』『契約結婚はじめました。』『後宮の烏』シリーズ(集英社オレンジ文庫)、『ブライディ家の押しかけ花婿』『夜葬師と霧の侯爵』(コバルト文庫)などの著書がある。

この作品をシェアする

白川 紺子