書籍
気持ちを告白して以来、関係がギクシャクしはじめた鹿乃と慧だったが……?
下鴨アンティーク
暁の恋
- 590円+税
- 2017年6月22日発売
足し算の愛と引き算の愛、どちらが正しいのだろう。いっそ、ゼロを掛けて、すべてなくなってしまえばいいのに――と、彼女は言った。
京都、下鴨――。慧に告白してから、関係がぎくしゃくしてしまっている鹿乃。そんななか、知人に若い男性を紹介される。佐伯稜一というその青年は、実は蔵の着物の関係者で、大伯母の椿柄の振袖について訊きたいのだという。該当する着物を蔵から出してきた鹿乃だったが、描かれた椿すべてが落花してしまい……? そして鹿乃と慧、ふたりの関係の行方は――?
シリーズ既刊情報
下鴨アンティークシリーズ
着物に込められた“想い”に寄り添う、アンティーク・ミステリー。 高校生の鹿乃は、旧華族である野々宮家の娘。両親を早くに亡くし、兄の良鷹と下宿人の慧と三人で、古びた洋館に住んでいる。鹿乃は、亡き祖母から蔵にある「いわくつき」の着物の管理を引き継いだが……? (著者:白川紺子)
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