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書籍

江戸名物は、火事と喧嘩と恋文屋!?

貸本屋ときどき恋文屋

  • 550円+税
  • 2016年3月18日発売

君思ひ……あれは、庭の桜が穏やかに咲き始めた春の日のことだった。

貸本屋<ゆうづき>で働くなつは、実は由緒ある武家の生まれ。恋ゆえに出奔した兄を捜すため、単身江戸へ上ったのだ。手がかりは、兄の恋人が版画職人を目指しているということだけ。版画本の作者を調べては、めぼしい人を訪ねる日々だ。ある日、本に興味のない植木屋の小六が歌集を借りていく。恋歌がうまく作れないという彼に、なりゆきで協力することになるが…?

著者プロフィール

後白河 安寿(ごしらかわ あんじゅ)

5月12日生まれ。神奈川県出身・在住。『キョンシー・プリンセス~乙女は糖蜜色の恋を知る〜』で2012年度ノベル大賞読者大賞受賞。2013年10月、同作品が文庫化され、デビュー。集英社オレンジ文庫に『貸本屋ときどき恋文屋』『鎌倉御朱印ガール』『金襴国の璃璃、奪われた姫王』『招きねこのフルーツサンド』などがある。

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後白河 安寿