11月19日（水）新刊7冊が発売になりました！
各書籍のページで試し読みもご覧いただけます。ぜひご覧ください。

辻村 七子『宝石商リチャード氏の謎鑑定　比翼のマグル・ガル』
正義とみのるの父親・染野閑が見つかった。遺体として。ジェフリーから情報を得た正義はみのるとともに、本人確認をする。荼毘のあと、ホテルで正義がリチャードと電話している声を聞き、「よかったと思ってる」という言葉にみのるはショックを受ける。自分の感情を整理しきれなくなったみのるは、初めての感情を正義にぶつけ……？　波乱と感動の最終巻！

辻村 七子『宝石商リチャード氏の謎鑑定　エトランジェの宝箱（トレジャー・ボックス）』
公式ファンブック『エトランジェの宝石箱』に収録されていたすべての短編に加え、その後に発表された数々の短編・中編を収録したファン必携の一冊！　書き下ろし作品『ソレア』や第二部と第三部の間の出来事を描いた中編『overture 海の見える町』、「忘れじのＫ」シリーズとのコラボ短編『フィレンツェの休日』など、珠玉の全51作品を４つのパートに分けて収録！

柴野 理奈子『スープ屋まにまにの小さな奇跡　心ほどけるミルクポトフ』
音大生の結衣は、バイオリンをやめようかと落ち込んでいた時、スープ屋『まにまに』に迷い込む。とあるスープに出会ったことで、気持ちに変化が…。そしてお店でアルバイトをすることになり⁉　店長は無愛想でどこか謎めいた男性。お店には何かを抱えたお客さんが来て――。音大生の二人、母と娘、会社員と恋人など、それぞれの視点で描く、８つの連作短編を収録。

鈴森 丹子『ワケあっておチビと暮らしてます　夏休み』
「うた家出する！ ここに」。高１の結良が住むアパートに、4才児のうたがやって来た。夏休みはまた結良と暮らすと言い出し⁉　うたが子ども園に行っている間、結良は初めてのアルバイトを始める。人が苦手な結良だが、個性的な人達と出会い…？　そして、うたとは「家族みんなで海に行く」と約束をするけれど――。　少しずつ成長していく二人の笑えて泣ける、夏休み！

村崎 なつ生『ハルシネーションの庭』
近未来の日本。恋人に拒絶された過去から人間との接触を恐れるようになった青年・七緒は、マッチングアプリを介し奇妙なAIと出会う。それは自我を持っているかのように奔放に振る舞い、自分は亡くなった小説家・山吹丹の人格を再現したAIだと語る。山吹のファンである七緒は彼に男性型アンドロイドの身体と『牡丹』という名前を与え、共に暮らし始めるが……。

小菅 あすか『ジャレッド・エドワーズの殺害依頼』
1968年9月、ブルー・ヒルの森において、43年前に失踪したジャレッド・エドワーズの遺体が発見された。一度も会ったことのない伯父の死に興味を抱いたマライアは父の古馴染み・オーエンを巻き込み、謎めいた死の真相を探るべく現地へ向かう。果たして彼の死に隠されていたのは、主従として出会った二人の少年を巡る、もどかしくも美しく、そして残酷な物語だった…

氷室 冴子『氷室冴子セレクション　銀の海 金の大地　11』
佐保の女首長・大闇見戸売の喪儀が始まろうとしていた。真秀と真澄は、母の御影をともに弔おうとする。母を送った後、二人で佐保を立ち去ろうと心に決めて……。だが、その時真秀の前に佐保彦が現われた。彼は何のために真秀を訪ったのか？　真秀と佐保彦を巡る運命の行く末は？　<真秀の章>堂々完結！　その後を綴る番外編『月がみていた』『羽衣の姫』を収録。