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書籍

呪いの請負人――その名は禍信居士!

もののけ寺の白菊丸

桜下の稚児舞

  • 620円+税
  • 2024年11月19日発売

きれいな花。これは本物? それとも作り物の花?

勿径寺に預けられた御落胤の白菊丸は、数えで 12 歳。寺稚児として修業を始めてすぐ、寺に封じられていたもののけ「 たまずさ」に妙に気に入られてしまう。以来、他の稚児たちとともに様々な怪異に巻き込まれるように。そんな中、定心和尚に加持祈祷の依頼が舞い込んだ。近くの村の評判の悪い地主が奇病に罹り定心を頼ってきたのだ。だが奇病は呪いによるもので?

シリーズ既刊情報

もののけ寺の白菊丸シリーズ

12歳となった白菊丸は、今日、寺へと入る。さる貴き方の落胤である白菊丸は、ゆくゆくは僧侶となるのだ。涙をこらえ出発すると、寺の近くまで来たところで山賊に襲われかかる。窮地を救ったのは、不思議な雰囲気を漂わせた勿径寺の和尚だった。寺の稚児たちは白菊丸に、勿径寺の宝蔵には古来より、力ある物の怪たちの骸が封じられていると言うのだが……? 

著者プロフィール

瀬川 貴次(せがわ たかつぐ)

1991年『闇に歌えば』でデビュー。集英社コバルト文庫に「聖霊狩り」「鬼舞」など著書多数。集英社文庫に『波に舞ふ舞ふ 平清盛』「ばけもの好む中将」シリーズなどがある。

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瀬川 貴次