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書籍

妃三千の媚、一妻の笑みにしかず。

流転の貴妃

或いは塞外の女王

  • 630円+税
  • 2020年1月17日発売

――絵師に賄賂を贈らなかったせいで、醜く描かれてしまったそうだ。

後宮の貴妃だった紅玉は、北方の騎馬民族の盟主へと嫁がされることとなった。 “狄”と呼ばれ蔑まれる異民族の新王への贈りものとして。しかし紅玉を待ち受けていたのは、嫁ぎ先の氏族と敵対する者たちによる襲撃だった。戦利品として囚われた紅玉は、年下のアマルという少年の妻となるように言われ? 不遇のなかから、才覚と勇気ですべてを摑み取る中華風浪漫譚! 2019年ノベル大賞 佳作受賞作。

著者プロフィール

喜咲 冬子(きさき とうこ)

函館生まれ、札幌在住。第3回富士見ラノベ文芸大賞審査員特別賞受賞。2019年ノベル大賞佳作受賞。著書に『流転の貴妃 或いは塞外の女王』(集英社オレンジ文庫)、富士見L文庫『黎明国花伝』『華仙公主夜話』『御苑筆姫物語』などがある。

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喜咲 冬子