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書籍

花の咲かない桜は、私だったのかもしれない。

京都岡崎、月白さんとこ

彩の夜明けと静寂の庭

  • 640円+税
  • 2023年6月20日発売

ふとした瞬間に、季節の移り変わりを感じる。

夏休み、茜は進路に悩んでいた。大学進学か、就職か。妹のすみれと自立して暮らすためには就職すべきと思いつつ、どこかで踏み切れない自分もいた。そんな折り、地蔵盆の手伝いをしていた茜たちは、奇妙な足跡を児童館のあちこちで見つけて…!? 巡る美しい季節のなか、茜は人々の想いに触れつつ、自らの気持ちと役割に気づいていくのだが…。京都岡崎・青春物語!

シリーズ既刊情報

京都岡崎、月白さんとこシリーズ

父を亡くした女子高生の茜と妹のすみれは、日本画家の若き精鋭で親戚筋の久我青藍の住む、京都岡崎の「月白邸」と呼ばれる日本家屋に身を寄せることとなった。人間嫌いで変人と噂の青藍は、酒浸りの生活を送っており、茜たちに対する態度も剣呑としたものだった。戸惑いつつも茜は料理を青藍に振る舞うようになり・・・。月白邸に集う<色々>な人々の、じんわり優しい心の再生物語。

著者プロフィール

相川 真(あいかわ しん)

4月17日生まれ。京都出身。第2回みらい文庫大賞優秀賞受賞。『ハロウィン★ナイト ウィッチ・ドールなんか大キライ!!』にてデビュー。既刊に「ハロウィン★ナイト」シリーズ、「青星学園★チームEYE-Sの事件ノート」シリーズ、「明治横浜れとろ奇譚」シリーズ、『君と星の話をしよう』「京都伏見は水神さまのいたはるところ」「京都岡崎、月白さんとこ」シリーズがある。

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相川 真