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書籍

斎庭の毎日は、いつもせわしなく、愛おしい。

神招きの庭 6

庭のつねづね

  • 640円+税
  • 2022年6月17日発売

「まったく腹が立つのよ」

大君が育てる柚子の木に蟲がわいた。木を荒らされて心を痛める大君を見かねて神を招くことにした綾芽たち。一方二藍は戦の行方を占う難しい祭祀を行うことになり……。(蝶の拾遺)地方に暮らす綾芽と那緒は、いつか斎庭にあがり国のために働くことを夢みていたが……。(絆のひかり)国を守る使命を負う斎庭の、つかの間の平和なひとときをつづった番外編。

シリーズ既刊情報

神招きの庭シリーズ

兜坂国の斎庭(後宮)は、神を招き、もてなす場。実体を持つ神々は豊穣と繁栄を招く反面、ひとたび荒ぶれば恐ろしい災厄を国にもたらす。地方の郡領の娘・綾芽は、親友の死の真相を探るため上京した。そこで偶然、荒ぶる女神を鎮めてみせた綾芽は、王弟の二藍に斎庭の女官として取り立てられる。だが、それは国の存亡を揺るがす事件の幕開けに過ぎなかった……。

著者プロフィール

奥乃 桜子(おくの さくらこ)

群馬県出身、富山県在住。雑誌Cobalt短編小説新人賞に入選の後、「あやしバイオリン工房へようこそ」で2017年ノベル大賞佳作受賞、同作で文庫デビュー。おもな著作に『上毛化学工業メロン課』『それってパクリじゃないですか?』(集英社オレンジ文庫)『身代わり姫と呪われし賢者』(コバルト文庫)など。

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奥乃 桜子