小田菜摘・平安シリーズ累計30万部突破!!

京橋骨董かげろう堂
  • 装画/ペキォ
  • 装画/シライシユウコ

「掌侍・大江荇子の宮中事件簿」シリーズ「掌侍・大江荇子の宮中事件簿」シリーズ

噂と秘密は謎と事件を招く…。
平穏を夢見る内裏女房・荇子のお仕事事件簿!

  • ここがポイント

    こじれた他人の話題はいつの世も楽しい。

  • ここがポイント2

    目指すは定年退職!のはずが、帝の腹心に?

  • ここがポイント3

    寵愛を巡る女同士の争い、&男たちの出世争いも

  • 大江荇子(こう こ)

    自立自活を信条に生きる内裏女房。征礼とは同郷で育った幼馴染

  • 藤原征礼(まさ ゆき)

    不遇の時代を長く過ごした帝に寄り添い、信頼を勝ち取った唯一の家臣

  • 今上主上(おかみ)

    禁忌を犯し、荇子と秘密を共有する

  • 弘徽殿女御(こきでんのにょうご)

    帝の寵愛を受ける女御と目されいてる北院家出身の姫

  • 麗景殿女御(れい けい でんのにょう ご)

    一の大納言の姫。地味で目立たぬ存在だったが、最近帝の寵愛が深まった

試し読み漫画はこちら!

  • 01 掌侍・大江荇子の宮中事件簿

    内裏女房として働く大江荇子の信条は、自分の食い扶持は自分で稼ぐこと。そんな荇子の耳に噂と謎が入ってくる。スズメ殺し、汚された紙、引き抜き工作、そして、いてはいけない人…。降りかかる火の粉を払うため、荇子は噂の真相を突き止めるのだが、それが思わぬ闇をあぶり出し…。出世は望まず問題も起こさず、ただ定年退職を目指す女房の、平安・宮中事件簿開幕!

  • 02 掌侍・大江荇子の宮中事件簿 弐

    定年退職を目指して給料分はまじめに働くことが信条の内裏女房の大江荇子。だが中宮の不貞と帝の不敬という、いらぬ秘密を知ってしまい、最近は給料外労働が発生しがち。そんな中、亡き先帝の母で帝と血縁のない皇太后が帝への非難を胸に参内し、難題を突きつけてきた。解決策のない要求に女房たちは右往左往するが、荇子は宮中行事を利用した奇策を思いつく……。

  • 03 掌侍・大江荇子の宮中事件簿 参

    定年退職を目指して働く内裏女房の荇子。だが女が集まる宮中に平穏が訪れるわけもなく……。離婚を機に復職した同僚の不穏な噂や朽ちていく謎の庭。帝から二人の女御のうち一人にだけ贈られる特別な唐錦。火種はどこにでも燻っている。図らずも帝の信頼を得てしまった荇子は内裏を騒がす事件と謎を穏便に解決しようとするが、思わぬ人物の秘密を暴くことになり!?

  • 04 掌侍・大江荇子の宮中事件簿 四

    ともに帝を支えていく――。出世は望まずただ真面目に働いていた内裏女房の大江荇子は、幼馴染で帝の腹心の部下・藤原征礼の言葉に覚悟を決めた。ところが宮中は今日も事件が止まらない。目にすることさえ叶わない三種の神器に異変が現れたのだ。犯人は誰か、どんな災厄が降りかかるか宮中は揺れる。そんな中、原因不明の病に帝が倒れ、東宮擁立の動きが加速する……。

  • 05 掌侍・大江荇子の宮中事件簿 五

    不本意にも帝の腹心の部下となってしまった内裏女房の荇子。東宮の立坊を機に返り咲きを目論む南院家にはすり寄られ、帝の寵愛を荇子が左右しているという噂を聞きつけた北院家からは袖の下を送られ、日常業務もままならない。そんな中、南院家の流れをくむ二の宮が身罷り、荇子が法要の手伝いをすることに。だが、そこには予想もしない事件が待ち構えていた……。

  • 06 掌侍・大江荇子の宮中事件簿 六

    「弘徽殿女御様が、ご懐妊のようでございます」。竜胆宮立坊目前の御所に激震が走った。女御を輩出した左大臣は立坊式の延期を進言したり、安産祈願のための法会を立坊式の日程と重ねたりと目に余る振る舞い。だが左大臣につくか、東宮に擁立される竜胆宮につくか揺れる宮中で、荇子は帝から上臈にしか許されない織物を賜る。実は帝はある計画を進めていて…。

  • 07 掌侍・大江荇子の宮中事件簿 七

    右大臣の子息・藤原祐実が参内することになり、上昇志向が強い美貌の伊予命婦を筆頭に宮中は色めき立つ。ところが秀才と名高い祐実は思いのほか堅物で、中流貴族の一官吏にすぎない征礼に教えを請う。だが征礼には祐実に教えられない事情があった。「江内侍なら公卿の方々でも十分に狙えますよ」征礼を軽んじる伊予に気分を害した荇子は、一計を案じるが……?

  • 08 掌侍・大江荇子の宮中事件簿 八

    その日、東宮妃懐妊の一報が入った。宮中は吉報に沸く一方、男児誕生となれば皇統が移る可能性がある。二人の女御へのプレッシャーは高まり、ある歯車が密かにくるい始めていた…。さまざなな思惑と噂が入り乱れる中、主上は荇子にうそぶく。「私を侮るなよ」屋敷を買い、働く覚悟を決めた荇子は定年まで勤め上げるができるのか。平安お仕事ミステリー、ついに完結!

「平安あや解き草紙」シリーズ「平安あや解き草紙」シリーズ

婚期を逃した名門家の姫が若き帝に忠誠を誓い織りなす、平安お仕事絵巻!

  • ここがポイント1

    妃じゃないほうが、後宮っておもしろい!

  • ここがポイント2

    妻や母でなくとも、甲斐ある女の人生とは…!

  • ここがポイント3

    敵だらけの宮中で、優先すべきは愛か、忠誠か。

  • 藤原伊子(かの こ)

    婚期を逃した左大臣家の姫。突然、半分の年齢の帝に入内を命じられ…?

  • 式部卿宮(しき ぶ きょうのみや)嵩那親王(たか ふゆ しん のう)

    10年前に別れた伊子の元恋人。やがて政治に巻き込まれていく

  • 16歳年上の伊子に求婚した若き帝。己の皇統の正当性に悩む

  • 入道女宮(にゅうどうのおんなみや)

    嵩那の叔母で、伊子の宿敵。皇統奪還をもくろむ

  • 01 平安あや解き草紙~その姫、後宮にて天職を知る~

    ある事情により婚期を逃し、実家の左大臣家に居座っている藤原伊子(かのこ)。だが突然、入内を命じられる。自分の半分の年齢である、帝との結婚なんて…と、断るために出かけた先で、伊子が再会したのは十年前に別れた恋人、嵩那だった。彼との微妙な距離をとりつつ尚侍として後宮に入ることになってしまった伊子に、謎の人物から脅迫文が届き…!? 平安後宮お仕事ミステリー。

  • 02 平安あや解き草紙~その後宮、百花繚乱にて~

    尚侍として、後宮入りした藤原伊子(かのこ)。十六歳年下の帝は、依然として伊子を妻にしたいと思っているらしい。理由があって帝の想いに応えられない伊子だが、役職どおりの仕事をこなす日々にやりがいを感じていた。妃候補の一人として後宮へやってきた祇子(まさこ)にも、彼女の人柄がどうであれ、尚侍として適切な対応をするつもりだったが…? 伊子の“職場”でまたもや事件が!?

  • 03 平安あや解き草紙~その恋、人騒がせなことこの上なし~

    自分の半分ほどの年齢である帝から求愛されながらも、妃ではなく尚侍として後宮で働くことが楽しい伊子。ある日、帝の石帯から飾り石がひとつ紛失していることがわかった。まさか後宮の誰かが盗んだ…? 疑いたくはないが、石がないことは事実。責任を問われる立場の伊子は周辺の女房たちに聞き込みを始めるのだが…。仕事も恋も大忙し!? 平安後宮お仕事ミステリー。

  • 04 平安あや解き草紙~その女人達、ひとかたならず~

    十六歳年下である帝の求婚に応えられないまま、後宮で働く伊子。元恋人、嵩那への想いを自覚しつつも、尚侍の仕事に追われる日々。近々行われる五節舞の舞姫はそのまま後宮に勤めるのが慣例なので、人手不足を痛感する伊子は彼女たちが来るのを楽しみにしていたのだが…? 仕事、結婚、それらに絡む権力闘争…。働く女性たちを生き生きと描く、平安お仕事絵巻!/p>

  • 05 平安あや解き草紙~その姫、後宮にて宿敵を得る~

    皇統の奪還をもくろむ嵩那の叔母・入道の女宮の策略で、伊子と嵩那の関係が父顕充の知るところになった。伊子の懸念はそれだけはなく……。時は師走。大晦日から正月にかけて目白押しの儀式に伊子たちが忙殺されるなか、女宮が参内するという。警戒する伊子の目の前で、若き帝の皇統の不当を糾弾する声が家臣から上がり、くすぶっていた先帝への不満が爆発した――。

  • 06 平安あや解き草紙~その女人達、故あり~

    嵩那への恋心と帝への忠誠で揺れる伊子。だが思いとは裏腹に伊子は宮廷での存在感を高めていく。そんな中、新大納言の大姫が新たに入内した。同じ頃若き女御の殿舎が荒らされ、さらに出産を間近に控えた藤壺女御・桐子の下を夜な夜な訪れる亡き先々帝と思しき人影……。果たして犯人は? 皇統の奪回を目論む入道の女宮の影がちらつく宮廷で、伊子の差配が光る!

  • 07 平安あや解き草紙~この惑い、散る桜花のごとく~

    藤壺女御の男児出産をきっかけに、帝の寵愛を競う女たちの争いが激しくなった。同時に本来の皇統である嵩那の東宮擁立を求める朝臣の声も高まり、伊子は頭を抱える日々が続く。ところが渦中の嵩那は、誰にも告げないまま伊子の宿敵・入道の女宮がいる吉野に出奔したことが発覚。本人不在のまま東宮に内定した。これは伊子と嵩那の結婚を白紙に戻す決定でもあった…。

  • 08 平安あや解き草紙~その女人、匂やかなること白梅の如し~

    帝に忠誠を誓う伊子を見限った入道女宮は、伊子の恋人である嵩那と大納言の娘・玖珠子の婚姻を画策する。しかし玖珠子は姉の麗景殿女御の看病を名目に、婚約の話を中断。そんな中、洛外では疫病流行の兆しの報せが届き、帝が病に倒れた。それが入道女宮の呪詛ではないかと囁かれ……。帝を守るため、嵩那を巻き込まないため、伊子は入道女宮と最後の対決を決意する!