いぬじゅんのお悩み相談室 いぬもあるけば

今回のお悩み

いぬじゅんさん、こんにちは。
僕は、会社では「問題解決のスペシャリスト」と呼ばれていますが、家庭の問題は、何一つ解決できません。僕はこれから、どうすればいいですか?

(風速15メートル さん)

みなさんこんにちは、いぬじゅんです。
今回も皆さんのお悩みにズバッと、時にはゆるっとお答えします!

会社は他人が集まる場所です。
その中で、冷静に業務の問題や人間関係を観察する質問者さまは、皆さんから頼られる存在なのでしょうね。
会社における質問者さまは、船旅で例えるなら、「修理工」のような役割。
航海の途中で起きた故障をいち早く発見し、修理をするイメージです。

家庭における役割はなんでしょうか?
おそらく「船長」は奥様で、相談者さまは「副船長」か「相談役」のような感じでは?
奥様やお子さまが問題にぶつかったとき、求められているのは「解決方法」ではなく、「話を聞くこと」でしょう。
仕事のときのように、「こうすればいい」という答えは求められていないと思います。
たいてい相談してくる人って、自分なりの答えを持っていますから。
違った意見を提示しても、「わかってない」とため息をつかれそう。
なにか相談されたら、「君はどう思うの?」と尋ねてみましょう。
話を聞き、「その答えでいいんだよ」と、そっと背中を押してあげることをおすすめします。

長い船旅の途中、たくさんの景色を見てこられたのですね。
雨が降ったり波が高い日もありますが、それでもここまで続けてこられたのです。
相談者さまのご家庭が、これからも晴天に恵まれることをお祈りしております。

ちなみに、いぬじゅんの家族はほとんど亡くなっていて、今は母親しかおりません。
週に一度電話がかかってきますが、母親の話題はたいてい「株」の話です(笑)。
「売ったほうがええやろか」「買ったほうがええんかな」と聞かれるので、「お母さんはどう思うの?」「それでいいと思うよ」と言うようにしております。