今回のお悩み
いぬじゅん先生こんにちは。相談したい事があるのですが、僕は環境の変化で話せなくなってしまう障害を抱えているのですが、少しでも自分を変えるために趣味の音楽で活動していこうと思っています。自分で作詞作曲をしていきたいと思っているのですが、曲の世界観などをどうしていこうか悩んでいるのでもしよければアドバイスをいただく事は出来ないでしょうか?
(患者番号021 さん)
みなさんこんにちは、いぬじゅんです。
今回も皆さんのお悩みにズバッと、時にはゆるっとお答えします!
私は学生のころ、本当に仲の良い友だちとしか話せませんでした。
先輩や先生の前では緊張し、「早く今の時間が終わってほしい」と、そのことばかりを願っていました。
どうして、みんな堂々としているのだろう。
どうして、自分はうまく話せないのだろう。
長いトンネルに迷いこみ、出口がわからずにうずくまっているような日々でした。
そんなとき、私を救ってくれたのはラジオから流れる歌でした。
特に、シンガーソングライターと呼ばれる人が作る歌は、自身で作詞・作曲をしているぶん、曲に温度があると感じたものです。
たくさんの歌詞やメロディから、生きる力をもらいました。
私の小説にもたくさんの人が登場しますが、主役であっても脇役であっても、どこか自分の要素が入っています。
私の中にあるなにかが、誰かの心を動かせたなら、こんなにうれしいことはありません。
質問者様も、心の中にある自分をそのまま歌詞や曲にしてほしいです。
100万人に届かなくとも、たったひとりの心に突き刺さり、それがだんだんと広がっていくなんてすばらしいじゃないですか。
世界観はもうあなたの中にあるのです。