書籍
「少しだけ、昔の話をしよう」水神『指月』は時を超えて…!
京都伏見は水神さまのいたはるところ
藤咲く京に緋色のたそかれ
- 620円+税
- 2022年5月20日発売
吐く息も凍りつくような、二月のその日。京都は何年かに一度のひどい雪に見舞われていた。
祖母の神社を手伝いながら、大学院生として民俗学の研究をしているひろ。ある日、ひろが偶然持ち帰った掛け軸に描かれた藤の花と赤毛の山犬を目にした白蛇の化身シロは、遠い昔の記憶を思い出し語り始める。それはかつてシロが「指月」と呼ばれ水神として畏れられていたころの物語……。時をこえてシロがどう生きたか、その秘密が明かされる、人気シリーズ番外編!
シリーズ既刊情報
京都伏見は水神さまのいたはるところシリーズ
ほっこりじんわり、京都のあやかし物語!
東京でのめまぐるしい生活に馴染めなかった高校生のひろは、祖母の暮らす京都伏見の蓮見神社に引っ越すこととなった。幼なじみで造り酒屋の息子・拓己とその家族に世話を焼かれながらの新しい暮らし。そんな中でひろは、拓己の家の井戸水に異変が起こっていることを知る。突然井戸から水が溢れるなか、ひろの耳には不思議な声が聞こえてきて!?
(著者:相川真)
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