
威風堂々惡女 10
救国の神女か、稀代の惡女か。
瑞燕国で最下層とされる尹族の少女・玉瑛は、皇帝の「尹族国外追放」の勅命により、下女として働いていた貴族の屋敷を追われた。山中を彷徨う玉瑛は追いついた騎兵に斬られ、尹族差別の元凶となった皇帝の側室・柳雪媛への恨みを胸に意識を失ってしまう。歴史を塗り替える、激動の逆行転生伝!(著者:白洲梓)
救国の神女か、稀代の惡女か。
つかの間の安息は、激動への序章か——。
“神女”を求め、思惑が交錯する。
孤高の歴史改変中華転生物語、緊迫の第7弾!
「私が絶対に、守る。お母様も、丹子も――皆を」
そんなのは絶対に――絶対に『玉瑛』が許さない!
誰も知らない“歴史”が始まる――。
国が、民が、雪媛に惑わされていく…!
惡女の悲願を阻むのもまた、惡女。
偉大な為政者か、それとも無慈悲な復讐者か――。