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書籍

彼の葬式に参列したのは、十三回目になる。それは永遠に来ない、春のこと——

それは春に散りゆく恋だった

  • 620円+税
  • 2022年3月18日発売

彼の葬式に参列したのは、十三回目になる。

まだ雪の残る3月末、上京して華々しく活躍する悠が、突然目の前に現れた。もう長く会っておらず、ずっと遠くから応援していたものの疎遠になっていた幼馴染だ。そして再会の直後、深月を助けるために悠は命を落としてしまう……。受け入れがたい現実に、深い悲しみの中で目を覚ました深月は3月1日の朝を再び迎えるのだった。しかし、どんなに時間が巻き戻っても、春を待たずに悠は幾度となく死ぬ——。たったひとつの、恋の奇跡に涙! ‟生きて、笑っていて欲しかった……” 儚く切ないラブストーリー。

著者プロフィール

東堂 燦(とうどう さん)

1月21日生まれ。新潟県出身、在住。『薔薇に雨』で、2013年度ノベル大賞佳作受賞。コバルト文庫に『薔薇に雨 孤高の王子に捧げる初恋』、『魔女の赤い太陽 樹海の娘と月狩りの騎士』『湖城の魔王と界界の少女 睡蓮の花嫁』、集英社オレンジ文庫に『ガーデン・オブ・フェアリーテイル 造園家と緑を枯らす少女』『サヨナラまでの30分 side:颯太』がある。

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東堂 燦