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書籍

社員食堂から愛をこめて。

藤丸物産のごはん話

恋する天丼

  • 620円+税
  • 2021年9月17日発売

「おつかれさまでーす」
皆川杏子は営業スマイルを浮かべて、日替わり定食の乗ったランチプレートをカウンター向こうで待っている男性社員ふたりに差し出した。

藤丸物産の社員食堂で働く杏子は、二か月前に会った社員を探している。エレベーター前でぶつかった時に優しくしてくれたのだ。ただ、コンタクトが外れたせいで顔はわからず、手がかりは、目に飛び込んだ社員証で唯一認識できた「藤」の文字のみ。だが、社食の利用者は多いのに彼はなかなか見つからない。おまけに、ひとつ年下の調理師・渚にこき使われる毎日で…?

シリーズ既刊情報

藤丸物産のごはん話シリーズ

藤丸物産の社員食堂で働く杏子は、二か月前に会った社員を探している。エレベーター前でぶつかった時に優しくしてくれたのだ。ただ、コンタクトが外れたせいで顔はわからず、手がかりは、目に飛び込んだ社員証で唯一認識できた「藤」の文字のみ。だが、社食の利用者は多いのに彼はなかなか見つからない。おまけに、ひとつ年下の調理師・渚にこき使われる毎日で…?

著者プロフィール

高山 ちあき(たかやま ちあき)

12月25日生まれ。B型。2009年ノベル大賞読者大賞を受賞。主な作品に『橘屋本店閻魔帳』シリーズ(コバルト文庫)、『かぐら文具店の不可思議な日常』、『家政婦ですがなにか? 蔵元・和泉家のお手伝い日誌』、『異世界温泉郷』シリーズ、『藤丸物産のごはん話』シリーズ(集英社オレンジ文庫)など。

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高山 ちあき