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書籍

「出来そこない」の少女は、弓を手に立ち上がる――!

リーリエ国騎士団とシンデレラの弓音

―鳥が遺した勲章―

  • 610円+税
  • 2020年4月17日発売

カミラが教会の大扉をあけると、窓辺に立っているニナが振りむいた。
「あ、お疲れさまです。えと、裏の倉庫は終わりました。司祭さまのお部屋はあと水拭きだけで、鐘楼の掃除はまだです」

〈戦争〉にかわり〈戦闘競技会〉が、国々の命運を決するようになり三百年。「出来そこない」ながら弓の才能を見出され、リーリエ国騎士団員となった二ナは、年末休暇で束の間の平穏を味わっていた。が、国境を接するシュバイン国との間に問題が起き、因縁のガルム国で裁定競技会が行われる。それ自体はなんとか終わったものの、その後、ニナは何者かに攫われ…!?

シリーズ既刊情報

201905月刊リーリエ国騎士団とシンデレラの弓音

リーリエ国騎士団とシンデレラの弓音シリーズ

騎士が隊を組み、互いの兜につけられた命石を砕いて勝敗を競う――〈戦争〉にかわり〈戦闘競技会〉が、国々の命運を決するようになり三百年。優秀な騎士を輩出する村に生まれながら、周りの少女たちのように剣を扱えないニナは、「出来そこない」と揶揄されてきた。だが、ニナが出場した地方競技会を見たというリヒトに弓の才能を見出され、騎士団へ勧誘されて…!?

著者プロフィール

瑚池 ことり(こいけ ことり)

千葉県出身。12月31日生まれ。コバルト文庫『犬恋花伝――青銀の花犬は誓約を恋う――』にてデビュー。趣味は図書館。好きが高じて司書資格取得。

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瑚池 ことり