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書籍

惡女の悲願を阻むのもまた、惡女。

威風堂々惡女 2

  • 610円+税
  • 2019年6月21日発売

その日、安純霞を呼び出したのは年上の少年達だった。

雪媛が貴妃として皇実宮に入ってから半年、皇帝となった碧成は体調を崩しがちになっていた。実は雪媛が病死を装って碧成を殺そうと毒を盛っているのだが、誰にも気付かれてはいなかった。それどころか、碧成は飲むと一時的に体調が上向くことから雪媛が煎じる薬を飲み続け、神女としての名声は高まるばかりだった。しかし碧成の娘を産み、後宮の女達を掌握していた寵姫・芙蓉の影響力は健在だった。芙蓉のもとには、雪媛を忌々しく思う者達が集まり始めており……?

シリーズ既刊情報

201810威風堂々惡女

威風堂々惡女シリーズ

瑞燕国で最下層とされる尹族の少女・玉瑛は、皇帝の「尹族国外追放」の勅命により、下女として働いていた貴族の屋敷を追われた。山中を彷徨う玉瑛は追いついた騎兵に斬られ、尹族差別の元凶となった皇帝の側室・柳雪媛への恨みを胸に意識を失ってしまう。歴史を塗り替える、激動の逆行転生伝!(著者:白洲梓)

著者プロフィール

白洲 梓(しらす あずさ)

宮城県出身、東京都在住。B型。『最後の王妃』で2015年ノベル大賞受賞。受賞作以外に『暁の王女』『煌翼の姫君』(ともにコバルト文庫)、『九十九館で真夜中のお茶会を』『威風堂々惡女』シリーズ『言霊使いはガールズトークがしたい』(集英社オレンジ文庫)がある。

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白洲 梓