拡大

書籍

「出会わないことが正解だなんて、そんなの絶対に嫌だ」

また君と出会う未来のために

  • 650円+税
  • 2018年10月19日発売

「小学三年生の時、行方不明になったことがあるって、お姉さんに聞いた」

仙台の大学に通う爽太には秘密があった。九歳のころに海で溺れ、遠い未来―2070年の世界へと時を超えて迷い込んだことがあるのだ。現代に戻ったあとも、未来で助けてくれた女性を忘れられずにいたが、アルバイトがきっかけで知り合った八宮和希という青年に「おれは過去から来た人に会ったことがある」と告げられて……? 出会いと願いを描いた感動作!

シリーズ既刊情報

どこよりも遠い場所にいる君へ

どこよりも遠い場所にいる君へシリーズ

切なく爽やかなボーイ・ミーツ・ガール!
月ヶ瀬和希は、ある理由から知り合いのいない環境を求め、離島の采岐島高校に進学した。采岐島には「神隠しの入り江」と呼ばれる場所があり、夏の初め、和希は神隠しの入り江で少女が倒れているのを発見する。七緒という名前しかわからない、身元不明の彼女が気を失う寸前につぶやいた「1974年」の意味とは…?
(著者:阿部暁子) 

著者プロフィール

阿部 暁子(あべ あきこ)

岩手県出身。『陸の魚』で雑誌Cobalt短編小説新人賞に入選。『いつまでも』で2008年度ロマン大賞受賞。集英社オレンジ文庫に『鎌倉香房メモリーズ』シリーズ(全5冊)、『どこよりも遠い場所にいる君へ』コバルト文庫に『屋上ボーイズ』、ノベライズ『ストロボ・エッジ』『アオハライド』シリーズがある。

この作品をシェアする

阿部 暁子